TableCheckのチャージバック補填について、運用方針と主なケースについて解説します。
チャージバックとは、クレジットカード決済において、カード会員が不正利用やサービス未提供などを理由に支払いの取消しを申請し、承認されることで売上が取り消される仕組みです。この手続きは、不正な取引や誤って発生した請求からカード会員を保護する目的で行われます。
正当かつ妥当性のあるキャンセルポリシーに基づき発生したキャンセル料や事前決済についても、カード会員からの申立てによりチャージバックが認められてしまうケースがあります。
このような場合、店舗は売上の損失だけでなく、手数料やオペレーションコストなどの損害を被ることになります。
チャージバックが発生した場合、当社はTableCheck利用規約(申込店舗用)第30条第4項および第32条に基づいて対応を行いますが、
当社では、こうした不測の損失を一定条件のもとで補填する「チャージバック補填」を行います。
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補填の前提条件
正当かつ妥当性のあるキャンセルポリシーが設定されていることが補填の前提となります。
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判断基準
キャンセルの理由や状況を総合的に確認し、店舗とゲストの信頼関係を損なわないことを最優先に判断し、補填の可否は当社が決定いたします。
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補填対象となる場合
当社より必要な手続きをご案内いたします。
※以下は一例であり、最終的な判断は当社が行います。
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来店予定日の1週間以上前のキャンセル
再販可能な十分な期間があると判断し、キャンセル料の設定にかかわらず補填対象外とします。
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平均客単価を超える設定や「席のみ予約」に対する高額なキャンセル料
平均客単価を超える設定は妥当性に欠けるため、補填対象外とします。
コース予約等のあらかじめ提供内容や金額が明示されている予約とは異なり、「席のみ予約」ではキャンセル料の根拠が不明確なため、慎重に判断いたします。
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予約作成から30分以内のキャンセル
予約後すぐのキャンセルは誤操作の可能性が高いため、原則補填対象外とします。
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不明確または極端な予約条件
料金設定が不透明、または常識的な範囲を超える場合は補填対象外とします。
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不正の疑いがある場合
店舗による故意等により、予約・キャンセルの流れに不自然な点が見られる場合、または不正な意図が疑われる場合は補填対象外とします。
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補填を前提とした過剰なキャンセルポリシー
チャージバック補填を前提に高額なキャンセル料を設定する等、一般的な営業慣習に沿わない場合は補填の対象外とします。
キャンセルポリシーの確認方法は以下の記事をご参照ください。